新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」に関して、現在までに発表されている情報をまとめました。

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「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」は、コロナウイルスのひとつです。
人に感染するコロナウイルスの種類には、「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」の他に、一般的な風邪の原因となるコロナウイルス(4種)、「重症急性呼吸器症候群(SARS-CoV)」、「中東呼吸器症候群(MERS-CoV)」が含まれます。

新型コロナウイルスは、遺伝子的にはSARS-CoVと近く、SARS-CoVの消毒方法が、新型コロナウイルスの消毒方法の基準となっています。

 新型コロナウイルスの基本的構造新型コロナウイルスイメージ

また、コロナウイルスは、遺伝情報としてRNAを持つRNAウイルスの一種で、粒子の一番外側に「エンベロープ」という脂質からできた二重の膜を持っています。自分自身で増えることはできませんが、粘膜などの細胞に付着して入り込んで増えることができます。

■新型コロナウイルス概要

新型コロナウイルス概要

 

ウイルスは粘膜に入り込むことはできますが、健康な皮膚には入り込むことができず表面に付着するだけと言われています。
物の表面に付着したウイルスは時間が経てば壊れますが、物の種類によっては24時間~72時間(3日間)ほど感染力を保持するという研究結果が発表されています。


■コロナウイルスに対する消毒液の有効性の仕組み

1.エタノール消毒の場合

エタノールの分子がウイルスの膜であるエンベロープを直接破壊し、ウイルス自体を不活性化します。

エタノール消毒の有効性の仕組み

エタノール消毒の有効性の仕組み

 

 

 

 


2.次亜塩素酸消毒の場合

次亜塩素酸の分子が、ウイルスの膜であるエンベロープを通過し、内部のタンパク質や脂質を変性させ、栄養素を消費させて、ウイルスを不活性化します。

次亜塩素酸の有効性の仕組み

次亜塩素酸の有効性の仕組み

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※1)塩化ベンザルコニウムは、一般的なウイルスには無効であると言われていますが、脂質に吸着して流動性を増加させバーストさせたり、タンパク質を変性させることからエンベロープを持つコロナウイルスには効果があると言われています。

 

※2)弊社の消毒方法は、厚生労働省「感染症法に基づく消毒・滅菌の手引き」のガイドラインを標準仕様としております。

 


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