コンクリート用中性化抑止／保護防水材 ハイドロ・スカイ

『SKY-SP』は、塗布するだけでコンクリート内部に含浸し、水分に反応してゲル状になり微細な隙間（空隙）に充填されます。ゲル化した材料は、内部の遊離アルカリと水分に水和反応を起こしてコンクリートにアルカリ性を付与し、中性化を回復させます。
また、内部に留まった材料はゲル化と結晶化（水ガラス化）を繰り返すため、長期的な効果持続が期待でき、中性化抑止や爆裂現象の防止、内部鉄筋の発錆防止に効果をもたらします。

『SKY-GS』

『SKY-GS』は塗膜系防水材と異なり、コンクリート表層に浸透してシリコーン樹脂の防水層を形成する浸透系防水材になります。塗膜系防水材と比べ優れた耐久性を持ち、防水層には高い弾性があるため凍害等の表面劣化を防止します。
外部からの水滴を弾き内部の水蒸気を通過させるネット状の防水層をつくるため構造物が呼吸性を持ち、水分の浸入によるさまざまな弊害を抑制することが可能です。

『SKY-MX』

『SKY-MX』はSKY-GSと同様、コンクリートの表面保護・防水に用います。コンクリートだけではなくレンガや漆喰など比較的柔らかい石材、吸水性のある天然石にも適した防水材です。
また、撥水性ではなく親水性防水材のため施工面に汚れが付着しにくくなるという特長もあります。

日本では、1980年代初頭にアルカリ骨材反応や塩害による既存コンクリート構造物の劣化が大きな社会問題となり、コンクリート構造物の供用期間を伸延させるための技術開発が始まりました。
特に補修・補強の構造物の再劣化の防止または抑制するための表面処理材として、中性化抑止材や表面保護防水材が注目を集め、さまざまな調査・研究が行われています。