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被害で最も深刻なものが木材の腐朽(ふきゅう)(腐れ)です。腐朽は菌が木材の成分を分解する事によって起こります。一般的に水分(湿度)、温度(適温)、酸素、栄養(木材)が豊富にあればあるほど腐朽菌の生育は活発になります。特に床下や屋根裏は、一年中腐朽しやすい環境にあります。進行すると木材の強度が著しく低下し、部材を取り替えるなど家全体の構造にまで、影響を及ぼします。

しかし、このうち一つでも欠けると腐朽は起こりません。一例として貯木場などで酸素の供給を妨げた例として丸太を水中に貯蔵することなどがあげられますが一般の住宅では床下での酸素の遮断は不可能です。次に、水(湿度)の調節は、換気をよくすることである程度解消できます。また、カビは湿度は75%以上、温度は20〜30℃で、日本では6月〜9月がいちばん発育しやすい環境で腐朽の一歩手前の状態といえます。従って、住宅を腐朽菌による腐れから守るためには、換気をよくし、防腐剤処理により、木材を保護することが非常に重要です。
木材腐朽、白アリ被害の関係は?

湿気による木材腐朽とシロアリ被害は、家の耐久性を低下させる二大要因と言えます。しかもこの二つには、密接な関係が。白アリは、腐朽して柔らかくなった木材を好みジメジメした環境に住みつきます。一方、腐朽を促進する微生物の活動も湿気が多いほど活発化します。いくら徹底的に白アリ消毒をしたとしても、根本的原因である"床下の湿気対策"を行わなければ、やがて再発する可能性があります。床下から湿気を追い出すことは、木材腐朽と白アリ被害の予防、両方の効果があるのです。

カビの大好きな3つの条件は、湿度・温度・有機物です。湿度は75%以上、温度は20〜30℃で、日本では6月〜9月がカビの発育しやすい環境にあたります。有機物としては、フケ・アカ・食べ物などです。特に、6月の梅雨は、カビが生育する絶好のシーズンとなります。腐朽菌が木材の成分を分解するのに対して、カビは木材の表面に付着するだけで、成分を分解することはありません。

しかし、カビが発生する環境は湿気が多く、カビ自体も湿気を含んでいます。床下の湿気でタタミが湿り、カビやダニを発生させ、さまざまなアレルギー疾患の一因となります。病気に対して抵抗力が弱い乳児やお年寄りがいる家庭では気をつける必要もあります。お友達の家に行くと気づく家のニオイ。イヤ〜なニオイの場合、それは家の中に生えたカビ(真菌)のせいかもしれません。タタミや壁の角、タンスの裏などにカビに最適な環境を作ってしまう場合が多いのです。

「傷口からバイキンが入った」「手を洗わないと口からバイキンが入る」など、からだに悪そうだけど目に見えないものをバイキンと言いますね。バイキンというのは人体に有害な微生物、つまり病原菌となるものをまとめて呼んでいる俗称です。 カビ(真菌)も細菌もウィルスもこの微生物の一種、大きさでいえば普通の顕微鏡で見えるのがカビ(真菌)と細菌ですがウィルスは電子顕微鏡 でないと見えない小ささです

細菌よりもカビ(真菌)のほうが複雑な形態と染色体をもっており、このカビ(真菌)と自然界のいたるところ、土壌中、水中の動・植物に存在しています。一方ウィルスはそれ自身は細菌ではなく、他の生物細胞に寄生して細胞内に進入した時だけその特徴 を見せます。 味噌やチーズなどを作るのに活躍するカビや善玉の腸内細菌などもありますが、カビ、細菌、ウィルスは病気を引き起こしたり、また健康な時には 何でもないのに体力が落ちたり栄養状態が低下したりすると暴れ出したりします。

住宅内のカビはこんな場所にカビは生えます。

カビが発育する条件はまず栄養。デンプンなどの食品だけでなく、木材、畳、壁、布、布革、ガラス面、タイル面、コンクリート面、金属、岩石、電子部品、接着剤などまで栄養源にします。次は温度、ほとんどのカビは5℃〜35℃の範囲で発育しますが、20℃ を超えると急に活気づきます。3つ目は水分、じめじめした場所が大好きです。4つ目は酸素、ほんの少量の酸素で発育します。

こういう発育条件が当てはまる場所や物は、家の内外にたくさんあります。最も発生する場所は浴室、洗面所、キッチンなどの水回りですね。中でも浴室はカビの好む4条件がすべて揃っています。また、サッシ窓のガラスまわりのゴム目地、冷蔵庫のゴム、パッキンもカビ生育にピッタリ。水回り以外でも室内の天井、押し入れ、ゲタ箱、衣類、靴、鞄などの布皮製品、畳、カーペットと、カビの発育場所は事欠きません。
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